画像ベースのPDFファイルを作成する方法(バッチ処理編)

テキスト情報を検索されないPDFファイルを作成するためには、画像ベースのPDFにすることが一番手っ取り早いです。一つずつ手動でPDFファイルを画像ベースのPDFに変換するためには、無料のプリンタードライバーであるCubePDFなどを使っても可能ですが、ここではバッチ処理で変換する方法について説明します。


 (2016年5月18日追記)下記のDebenu PDF Tools Proも良いのですが、弊社であらたにリリースしました「PDF No Text」の場合、PDFファイルを画像ベースにする際にも、しおり(ブックマーク・アウトライン)やページ内のリンク(目次や他のページ・章へのリンクなど)の大半もキープされますので、お勧めです。


1. Debenu PDF Tools Proの体験版(14日間利用可能)をダウンロードして、インストールします。

製品版はこちらで購入できます。為替によって変動はありますが、約8,400円です。)

インストール後、起動し、メニューの「PDF Automation」(PDFの自動化)をクリックします。
2. メニューの「Action」(アクション)をクリックします。
3. 「Convert PDF to image-based PDF」(PDFを画像ベースのPDFに変換)を選択後、「Edit」(編集)ボタンをクリックしてください。
「Convert PDF to image-based PDF」の詳細設定画面が開きます。下の方にあります「Advanced Settings」(上級者用設定)を選択します。
「Output Folder」(出力フォルダー)と「Input Folder」(入力フォルダー)を選択します。

必要に応じて、「Include subfolders」(サブフォルダーを含める)を選んでください。
「Convert PDF to image-based PDF」(PDFを画像ベースのPDFに変換)というName(名称)は任意のもので構いませんので、日本語に変更することもできます。ここでは、「PDFを画像ベースのPDFファイルに変換」に変更します。
必要に応じて、「Overwrite if the file exists」(すでにファイルが存在する場合は上書きする)にチェックを入れます。チェックを入れない場合、すでにファイルが存在する場合、「オリジナルのファイル名(2).pdf」のように連番になります。

最終的には、「Save」(保存)ボタンで設定を保存します。
「PDFを画像ベースのPDFファイルに変換」が一覧に出現します。この項目をダブルクリックします。
バッチ処理が始まります。途中でやめるためには、右下の「Abort Processing」(処理を中止する)をクリックします。
処理が完了すると、ログが下部に表示されます。


このDebenu PDF Tools Proのすごいところは、アイデア次第でさまざまな作業を自動化できるところです。
たとえば、画像ベースのPDFへの変換の後、PDFファイルを印刷禁止やコピー禁止にしたい場合が当然あるかと思いますが、そんな時にも簡単に設定できます。

実際、パスワードによるセキュリティ設定を行っていない場合、画像ベースのPDFファイルでも、OCRでテキストの復元が比較的容易に可能になってしまいますから、テキストの抽出を徹底的に禁止したい場合は、パスワードによるセキュリティ設定を必ず行うようにしてください。

 弊社のPDF保存対策ソフト「PDF No Save・AJモード」をご利用のお客様の場合は、AJモードで加工する前にどのみちパスワードを解除してから保存対策処理+セキュリティ処理を行いますから、ここではセキュリティ設定をしないようにしてください。)


今までの設定で、「PDFを画像ベースのPDFファイルに変換」の設定はできるているとします。

「PDFを画像ベースのPDFファイルに変換」を選択後、「Edit」(編集)ボタンをクリックしてください。
左側のペインに「Signature and Security」(署名とセキュリティ)という項目があります。この中の「Password Security」(パスワードによるセキュリティ)という項目を使います。
「Password Security」(パスワードによるセキュリティ)の設定画面で、「Permissions」(パーミッション。許可設定)のチェックボックスにチェックを入れて、「Enter password」のところにパスワードを入力してください。「Confirm password」のところに、確認用にもう一度同じパスワードを入力します。

下の「Printing」(印刷する)にチェックを入れると、印刷を行うことを許可することになります。「Changing the document」(文書の変更を許可するか)、「Document Assembly」(文書アセンブリを許可するか。恐らくPDFファイルの結合とかページの削除などPDFの再構成を許可するかどうかという意味だと思います。)、「Copying or Extraction」(テキストや画像データのコピーや抽出。)、「Content accessibility」(アクセシビリティのための内容の抽出。目の不自由な人のためのスクリーンリーダーなどで読み上げが可能になるかどうかに関係しています。)、「Commenting」は注釈を許可するかです。

許可したいものにだけチェックすることになりますので、逆に考えないようにご注意ください。

「Filling of Form Fields」は「フォームフィールドの入力を許可するかどうか」です。「High resolution printing」にチェックを入れた場合は、高解像度での印刷が許可されます。低解像度のみで印刷を許可したい場合は、「Printing」のみチェックを入れて、この「High resolution printing」にはチェックを入れないでください。
「Password Security」(パスワードによるセキュリティ)が左の画像のように追加されます。

場合によっては、バッチ処理の順番を変えないといけない場合(「Move Up」(上に上げる)ボタンもしくは「Move Down」(下に下げる)ボタンを使わないといけない場合)もあるでしょうが、「Password Security」が「PDF to Image-based PDF」より下になって、最後になっているのでOKです。

Saveボタンを押して設定を保存します。
「PDFファイルを画像ベースのPDFファイルに変換」をダブルクリックすると、今後は画像ベースのPDFファイルに変換されるだけでなく、印刷禁止・編集禁止のPDFファイルになっています。PDFファイルが何百あっても、これで平気です。
生成されたPDFファイルは、左のように、すべて許可しない設定になっています。


← PDF保存対策ソフト「PDF No Save」       ©株式会社プランセス